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各業界の専門家によるコラムを掲載していきます。
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特別寄稿

「人前で話すのは本当に苦手…」
「一人二人ならいいけれど、大勢の前で話すのはどうも…」
こんな言葉をよく耳にします。

皆さんはいかがですか?

スピーチは好きですか?」「おしゃべりは好きですか?」

人間が生きていくのに大切なものベスト4は、空気・水・食物・コミュニケーションだと言われています。
「話す」ということは、コミュニケーションの一つです。
私たちは話したいこと、聞いてほしいことを実はたくさん持っているのです。
そして、他人の話を聞くことの方が実はものすごく苦手で、自分のことばかり言いたがる傾向がある、これが私たちの実態なのです。それほどに「話したい」生き物なのです。

ただ、フォーマルな「話す」になると、いきなり壁ができてしまいます。これは、自分で作った「壁」です。この壁の実態を見極める必要があります。
(失敗したくない)
(○○さんのように話せたら…)
(こんなこと言ったらどう思われるだろう…)
(自信がない)
などの自意識過剰がすべて壁になります。この壁は、自分のことばかり考えています。 コミュニケーションであることを忘れています。だから失敗するのです。

どうせ自分で作ってしまう壁だったら、もっと意識的に納得できる「壁」を作りませんか?
(自分の言いたいことは決まっているだろうか)
(聞いて欲しいと、願っているだろうか)
(思いを届ける努力をしているだろうか) …などなど…
これらの「壁」を充分に意識して「スピーチ」で突破していく…。終わった後は、どんなに気持ちがいいことでしょう。こんなストレス発散は無いのです。
そして万が一失敗したとしても、それは貴重な体験になり、これ以上のレッスンは無いと信じています。
どうか恐れないで、肩の力を抜いて自分の思いを自分の言葉で話していきましょう。きっと新しい自分に出会え、豊かな時間が始まることでしょう。

Chisato Fujii



筆者 : 藤井千里/プロフィール
  • 全日本空輸(株)入社 キャビンアテンダントとして勤務
  • 航空会社受験予備校講師を経験
  • 2001年「和顔サービスCOMPANY」(現.株式会社和顔)を設立
  • SAMURAI塾2008年1月セミナー「第一印象10秒戦略」講師
  • 2008年2月 SAMURAIグループ 専任アドバイザー就任


                                                                                                                                                                                                                                                                     
『マナーを楽しむ』バックナンバー
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第3回(2008年4月)「やわらかな目」 第4回(2008年5月)「あいさつ」
第5回(2008年6月)「思いと実行」 第6回(2008年7月)「タブーその1」
第7回(2008年8月)「タブーその2」 第8回(2008年9月)「手」
第9回(2008年10月)「プロトコール・序章」 第10回(2008年11月)「レディーファースト」
第11回(2008年12月)「食事について」 第12回(2009年1月)「1秒の贈り物」
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