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各業界の専門家によるコラムを掲載していきます。
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特別寄稿

春です。
春・・・と聞いて皆様は何を連想しますか?
私は「香り」です。筍もそうですが、春には香のものがたくさん芽吹き、それらの生き生きとした「命の香り」を感じ、力が湧いてくるのです。(花粉は辛いのですが・・・)

マナー学習も同じだと思います。色々な知識を習得してもすぐには現れませんが、私たちの内側にはじわじわと働いているのです。季節でいうと「冬」ですね。けれども内面にインプットされたマナーが口や目、体で表現(アウトプット)された時、あなたらしさがほのかに香るのです。たとえ「冬」が長くても諦めないでください。やるべきことをきちんとやっていれば「春」は来るのですから。

さて、今回は「立ち方」についてお話します。
どうして、ただ立つだけではいけないのでしょうか・・・。

ふたつの大きな理由があります。

それは、お客様をお迎えするという心構えを表現する必要があるからです。一度実験してみてください。まず、何も考えないでボーッと立って、次に意識して立ってみてください。これらの違いを体で感じてください。そして、出来れば誰かに見ていただいて、感想を聞いてください。きっと違いがあるはずです。

もう一つの大きな理由は、臨機応変なアクションを起こしやすくするために、ある程度の緊張感が必要であるということです。だらけた姿勢で立っていると、サービスのタイミングを逃してしまうのです。立つことが仕事ではなく、ふさわしいサービスをタイミングよく実行することが仕事だからです。

ある会社を訪問して、受付の方の「立ち姿」が美しいと、その会社への期待が膨らみます。行き届いていることが伝わってくるのです。また、待機姿勢の素晴らしさは、待遇レベルの高さを表しているといっても過言ではありません。

皆様も今一度「立ち方」を見直してみてはいかがでしょうか。
素敵な立ち方をマスターすることで、あなたらしさがもっと香り立つことでしょう。
Chisato Fujii

筆者 : 藤井千里/プロフィール
  • 全日本空輸(株)入社 キャビンアテンダントとして勤務
  • 航空会社受験予備校講師を経験
  • 2001年「和顔サービスCOMPANY」(現.株式会社和顔)を設立
  • SAMURAI塾2008年1月セミナー「第一印象10秒戦略」講師
  • 2008年2月 SAMURAIグループ 専任アドバイザー就任

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