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成功へのレポート51

経営の両輪は「マーケティング」と「マネジメント」です。

成功達成の関連本・情報が現在氾濫しています。上記2つのテーマを方向付ける理念と言えるのでしょうか、基本的な考え方となるのでしょうか、思想ですか・・・。夢は実現する、思いは達成する、やれると思えば出来る、世のために頑張ろう・・・この手のテーマは正しいです。間違ったことをおっしゃっている人は一人もおられません。しかし考え方だけで自分の進むべき方向性がしっかりと描き切れる人は結構なのですが、具体的にイメージ化出来る人はほとんどおられません。多少の手法や方法論を書いたものはありますが、実感が出来なくやはり実態とは距離があります。
となると何が必要になるか、@自己達成計画(日々の行動への落とし込み)Aマーケティング(具体的にどのように営業していくか、自分の目標を達成するための活動)Bマネジメント(会社組織で言うと、組織全体、特に部下への指導、問題解決への対策・対応)になり、@〜Bまでがトライアングルにリンクした段階で初めて一つの流れが完成されるのです。
このあたりに関しての本・情報は少ないです。もっと極端になると、いきなり投資商品の話しになったり、ネット(マルチ)販売でこれを売れば成功します等の内容を提案している人が結構いるものです。
@はすでに書いた内容です。Aについては最も重要なもので、レポートの全体で網羅して展開しています。売れて・利益が出せて・儲かって・・・成功と考える私にとってはマーケティングがやはり全体のベース(基礎)に据えているテーマになります。今回はBのマネジメントについてまとめます。

マネジメントは事業運営上もちろんマーケティングに匹敵する重要要素であることには変わりません。
一般に成功した人(トップ、営業マン、役職者等)に共通したものは入社後どこかの時点で必ず数字実績を上げている人です、実績を上げずに上に行く人はいません(身内か、家族経営の場合は例外的におられますが)。皆さん実績を出すことには長けています。しかしある程度の組織形態が出来上がると、次の能力を問われます、それがBのマネジメントなのです。
マネジメントは組織や人材の効率的運営と一言でいえます。組織を動かし、他人をいかにうまく動かすかにかかってきます。実績達成者はある段階でこのマネジメント能力を問われ、成績は達成しているのに組織・人材をうまく運営出来ない人が結構います(組織になじまないくらいの個性派が意外と成績出したりする傾向はあります)。両立させている人は実際少ないです。一人ビジネスの特徴は外部を含めサポート部隊を持つことになりますから、広い範囲でのマネジメント能力が必須能力になります。

マネジメント力アップの秘訣は@素直(別に取り上げました)、A相手を褒める(性善説ではありませんが、そのように思える人)、Bお互いの関係を理解し、相手との協力関係で互いの役割りがしっかり描けること(計画であったり、企画であったり、目標設定であったり・・・)。C動きに時間管理を入れられる人。やはり時間をかけずに答えを出し続けなければなりません。D許される限り自分のことではなく、組織・人材について日々考え続けることこれしかありません。この力を付けない限り組織を人も動かせません。

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