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成功へのレポート

よく事業開発を行っていく時に、売上・利益を考えすぎ事業全体のバランスを壊している方を見受けます。売れることに注力し、神経が集中してしまい、「売れればいい」と先行してしまっているケースを見受けます。事業は投資に対するリターンです。単純に売れればいいのであれば、何をやってでも成功は出来ます。例えばどこよりも多くの広告を出せば、少なからずヒットはします。だって広告出したことのない企業が出すのですから、びっくりするような看板や、TVCM打てばヒットします(内容が伴っていることを前提にはしますが)。あまりにも売れなくなった業界や企業は目先の売りを意識しますから、このような企画には飛びつきます。

しかし、事業は最終投資に対する回収ですし、いくら残せたかです(残ったか)。目先の派手さや、時(時流)の企業になりましたは多いのですが、では実態はとなると中味伴っていなかったケース多いのではないですか。数字的に言えばキャッシュの残り方(資金繰り)に主眼を置くことをしっかり押さえてください。角度を変えた視点をもう一つ。投資の中に補助金・助成金方面を活用することに目のいく人も多くいます。新規独立はベンチャーです、大きな資本を当初から持っている経営者は皆無です(無投資の話しを次にしますが)、そのために身銭を切らない方法を研究します。くれるものは拒まずですが、うまくいっていないところ多いです。投資とは大きなリスクであり、このリスクがあるが故に早い段階での成功があるようです。借りたもの、返さなくていい的な乱暴な発言される人がいますが、借りたものは当然返さないといけません。一般企業では借入を大多数がしています、私は不思議に思いますが、借金し放題でいながら豊かな生活を送っている人がいます。大豪邸に住み、したい放題の生活がありますが、どこか可笑しさを感じます。返済も含め投資したもの回収がメインテーマでしょう。

独立に当り各金融先へ事業計画を提出することになりますが、返済すべきものを最初に書き込むように事業はしなくてはいけません。数字管理でも書きましたが出て行くもの(支出)が先にあり(返済も含む)、収益が後にあり、どれだけ残り、キャッシュが廻っていく。ベンチャーで独立志願者の中で人気な業種に飲食があります。華やかで儲かるように映るのでしょうね。私はこの案件はあまり薦めません。まさしく事業回収の問題です。大きな投資後事業がスタートし、順調にいって儲かりますが、残せた頃にリニュアルが来るのです。回収したものを再投資しないといけない業なのです。いつになったら残るの、経営者がよく口にする話しです。これなど中期に渡るしっかりとした回収(再投資)計画が求められるのです、よく似たケースはいくつもあります。

事業である以上継続させなければいけません。正確に書けば業態化(新しい売り方・提案の仕方・仕掛け方の変化等)しながら継続していくと言えばイメージしやすいのでしょうか。個人で考えればセミナーに参加し、書籍を買い、何らかの投資に対し、ではリターン・儲けは?そこまでは想定しておかなければなりません。買いっぱなしになっていませんか。投資したものは回収して初めて事業です、仕事です。

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