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成功事例から学ぶ14

昨年度から時代が大激変し旧来の世の中の価値観では解決しないところにきてしまったようです。設備投資をしていたり、巨大な組織を構築してしまったところは大変な対応を迫られています。
しかしはっきりしたことは「資本主義の崩壊」(脱大量生産大量消費)が明確になったことではないでしょうか。
私の周辺企業でも右往左往されているところもあれば、実際に倒産・閉鎖されるところまで発生しています。
しかしどこに企業経営の視点・基軸を設定するかにかかっていることは確かです。
特に中小・中堅企業が資本主義の崩壊をテーマにしても意味ありませんし、問題解決にもなりません。

今回取り上げますのは軽自動車・コンパクトカー専門の中古ディーラー、「TRUST」です。

車販売が大激変で最も表面的に不振が突出した世界でした。実際毎日のように販売(特に新車)不振が報道されているのですが、本当にどこもそうなのでしょうか。
TRUSTは開業後、日は浅いのですが着実に成功しています。直近でも増設しています。場所は神奈川ですがHPありますので見てもらうと成功の理由が分かります。

難しい時代は本質・原則からスタートし、シンプルに自社(商品)を伝えられるかにかかっています。
「諸費用込み50万円以下中心の品揃え」この事業コンセプトに尽きます。
まず自社のポジショニングを明確にすることで顧客の目線と合わせていると言えます。もちろん安心であったり、保証であったり、技術であったり・・・書けばいいのですが結局他の販売先と差別化出来るかになると限界があります。 完全保証付が目を引くところでしょうか。

アフターサービスのところに「7つの約束」があります。その中で情報公開を守ることが(当たり前ですが)あります。その項目の下部に「お役立ち情報」が書かれています。
読んでみてください。事故車のことが取り上げられています。このように教えてもらえると素人は安心します。経営者のスタンスが理解できるのです。

今経営で重要なことは情報の公開です。実績を出している会社に共通している流れは情報公開です。コンプライアンスとしてではなく(このことは当たり前です)、マーケティングとしての公開です。
私は何本もレポート・コラムを書いています。今自分で書けることを正面から取り上げているつもりです。それらを顧客がどのように読んでくれるかにはなりますが、どんどん公開することが正攻法でしょう。これも原則であり、自社で出来る範囲のことになります。

伸びている企業はたくさんあります。そして事実から学びたいものです。

■「TRUST」について、詳細をお知りになりたい方は、こちら(http://www.trust55.com)

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