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成功へのレポート81

業種は簡単に言うと商売の類型です。かつてであれば××屋といわれたものです。八百屋、靴屋の類です。商売の単位のように考えていたものです。 商店街を構成する商売の一つ一つの類型であったわけです。業態とは売り方を示したものです。現在あなたは何をされていますかと聞かれた時にどのように答えられますか。 自分の仕事・商売の答え方で全体が決定してしまうように思います。××業という捉え方を自分がしているとしたら時代に適合しないズレを感じるものです(この件については先述しました)。 業態は売り方を示しています、そして今何業が繁盛していますかではなく、どの業であってもいいのです。 業種と言う、商品・売っているモノから捉える仕事の考え方から発想を切り替えて売り方としての業界に目を向けるべきです。

CVS(コンビニ)の話しをしました、××業、××屋ではありません。CVSというサービス業です、具体的には24時間(基本的には)サービスを提供する業態としか答えようがありません。 モノ販売でもあります、雑誌販売でもあります・・・。総合地域密着サービス業とでも規定すればいいのでしょうか。皆さんは何をされていますか?再度質問してみます。 ITも業種でしょうか、業態です。ITという新しい業態化がされたのです。サービス、モノ販売、情報販売、金融、企業買収・・・。従来の枠組みでは捉えられないのです。 逆に言えば業態化することで全く違うビジネス化が出来る可能性があるとも言えます。統計データやマスコミが時代を読むスピードと現実の間にも大きな差が生じます。 情報の遅れが現実必ず起こっていると考えて事業を検討・検証すべきでしょう。
一つ事例を言いますと、商業統計でHC(ホームセンター)は業態化された当時分類上金物屋だと記憶しています。 FC企業一覧も相当な無理が生じています。分類分けよりも現実のスピードが速いのです。情報から新たな時代やビジネス案件を追っていたのでは追いきれない現象理解いただけるでしょうか。 @業種で自分の業を括っていませんか、括っていればフリー(発想)にしてください。A今ある(やろうと企画している対象)ものを旧来の枠組みではなく、業態化させる。この2つの方向から再検討してくることです。

私は全事業をサービス業と捉えています。例えば印刷業は印刷物を提供することではありません、結果としてはモノとしては印刷物を提供しますが、業態化とは「クライアント売上アップ支援業」と考えます。 そうすることで、支援内容は印刷物だけではなく広範囲に拡大されます。クライアント先が求めていることは印刷物のみではありません。業態化とはそのようなものです。 本質的なところから、本音で求めているものから発想すると事業自身の枠組みが全く変わって再構築出来ますし、事業とは本来そうでなければいけません。 サービス業態で提示してみるのは考え方の視点を変えるイメージを伝えたいからです。業態化することで、ビジネスの環境が大きく変わりますし、桁違いの売上・利益構造が一瞬にして作れるはずです。 競合環境・競合先環境は二の次であると話ししたことは、一つにはこのことだったのです。


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