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成功へのレポート66

これまで一人の人間を中心にすべてを書いてきました。
究極は一人ビジネスが正しいでしょうし、会社組織であっても個人(一人)の集合体でしかないと捉えています。会社だから何か守られていると思えませんし、公の仕事であっても特別に守られていると考えられないのです。もちろん小さな会社よりも大きな会社は待遇面で充実しているとか、公であれば退職後も保証される面が私企業よりはあるとかこのあたりは理解出来るのですが、では生涯守られていることあるのでしょうか。死んだら終わること多くないですか。
とすると、今という時間に自分が何をしようとしているのか、何がしたいのかになります

社員教育や人材育成でよく聞く話はどのようなスケジュール・カリキュラムを作ろうが所詮参加している本人の考えや・やる気により結論が出ます。「根っこだね」という話です。最後は「親の顔が見たいね」になる。
我々が学んで来た学校教育には、この自分を見つけるためのテーマはありません(勉強の中で、「自分で学びなさい、感じなさい」はあるのでしょうが)、育った生活環境も大きいでしょう。

そのような状況下、一人の大切さを認識しながら、自分を見つめるとはどういったことなのか、自分を強く鍛えるとは何なのか、自分を発見する方法を話します。
一度次のことを試してみてください。数人(7名前後)が一つの部屋で(出来ればカーテンを閉める)、円卓状で座ります。真っ暗な中で座った真中に何は一つモノを置きます(何でもいいです)、ここではコップにします。真中に置かれた一つのコップを見つめながら順にこのコップは何に使うものかを語っていきます。 一回りしましたら2巡目に入ります、このことを何度となく繰り返していきます。1テーマが終わりましたら次のテーマ(例えば手帳)に移ります。時計を外していますので1テーマ何時間かけているのか参加者は分かりませんが1テーマ1〜2時間くらいでしょうか。
延々と繰り返されることで本質的なことに気付くはずです。頭(脳みそ)がやたらと疲れますし(普段この感覚ないでしょう)、一つのモノについてこれほどの時間をかけて考えた経験がありませんから大混乱を起こします。モノについての答えも実はないのです。 参加者が応える内容が自分と違うこと、同じであったこと、何故あの人はそのような答えを出したのか再度考えます。何故、何故・・・
そして混乱に中からじわっと感じ取れる何か、この感じが体験出来ます。本当は体験が必要なので書いてしまうといけないのですが、自分がいかに小さな世界に生きているか、自分の考えていることがいかにちっぽけな世界か、どうでもいいことに捕らわれていたこと、意味の無いことに拘っていたこと、自分のことはもちろん、他人(ここでは参加者)のこともまったく以前とは違った関係で見えてきます。

自分のことを脳みそが疲れるほど考えたことがありますか。そのことを私はマインドをフリーな状態に出来ると説明しています。成功する人はしっかりとまず自分を持っていますし、強いマインドを自分でコントロールしているものです。
自分を理解することが一番難しいことでもあります。

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