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成功へのレポート62

ビジネスを進める中最も重要なテーマが人脈です。一人の人間の凄さとひ弱さとを思うと結局一人の人間に出来うることとは何なのか。昔風に言えば勤めを選んだ以上一つの仕事で一生を送るべきであるとの考えが体勢でした。 それはそれで間違いではないのでしょうが、社会に出る段階で自分自身の一生を決定づけられている人はそれ程多くはないでしょう。子供の頃の夢を具体的に仕事にまで実現化することは職人仕事には多いのでしょうが、特に会社関係に入社する場合実現化まで到るケースは多くはありません。
社会に出る時たまたま出会った会社があり、採用に到る、入社した後適正な職場・職種に配属となり、適正な能力を磨きつつ年数を重ねるのが実際でしょう。

今のように情報が氾濫し、物理的にも短時間で多くの出会いを作り出せる環境下にあればそれ程でもないのかも知れませんが、我々を支えてくれているものは人脈に尽きるはずです。 私はコンサルタント歴の中、一般では経験出来ない環境にいたことに感謝します。あたかも一人の人間が経験出来るのは一生にいいところ2〜3社しかないですが、数百社に入社したかのような体験をしました。 コンサルタントは現場主義ですから毎月数回先方に出かけます、社内に入り担当者とのミーティングを行い、数字も把握し、組織図もいただき・・・表面的かもしれないが世界が広がったことは事実です。

もちろん体験は限られていますから、よく言われる擬似体験をするために書籍があり、映画があり、セミナーがありそれらに参加する自分たちがいるわけです。
その体験を膨らませてくれる範囲のことであれば良いのですが、実践で戦っていく者としては具体的に物事を動かす力、ノウハウそしてノウフーに到ります。
現実にそのことは今改めて聞くことではなく、社会の中に普通に存在する出来事です。

文化人のように一人の能力が問われる世界でない一般社会では、専門性を不可欠にすると「誰を知っているか」にかかってきます。知っているだけでは意味がなく、本当の実力者であるか、その人が本物であるかによって決まります。
特に新たな事業を構想し、具体化する経過では、そのような集団を持ちえているか、本当の税理士ですか、本当の弁護士ですか、本当の医師ですか、本当の建築家ですか・・・そして全ての人に支援されていることを思うと、これら人脈がいかに重要であるか理解出来ます。本物のコンサルタントに出会っていますか。
言葉を換えればアウトソーシングです。専門機能を外部に作り上げ事業を成功に導くストーリーです。実はこれも昔からありました、印刷も、税理士も、メンテナンスも外部スタッフの応援を得て成り立っている社会ではないですか。

人脈の重要性を認めつつ求めるから人脈が作れて行く、これも真理です。出会いたい人がいればほぼ確実に出会えます、人脈を辿っていくと実現するものです。
今出会えていないのはあなたが心から出会いを求めていないからです。
そして本物に出会ってください。

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