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成功へのレポート

実践向けの経営センスを付けてもらうために逆算シートを種類別にご覧いただきました。何事も同じですが、ゴールの見えたものに対する行動にはブレはありませんし、照準がしっかり定まっていますから結果が出やすくなります。むしろ当初から結果を出すために動き・行動していますから当たり前といえばそれまでですが。

競技に例えますと100メートル競技とマラソン競技は当初から練習方法が違います。共通しているのはゴールと同時に倒れこむ光景です。全力を尽くした結果倒れる、しかし距離だけを見ると大違いです。片や100メートル、片や42キロメートル強です。到達地点を定めて走り、ゴールで倒れこむ、しかし競技内容が違うし練習内容は全く違います。単純に走る練習をしている訳ではなく、目的・目標が設定されています。どちらの競技を選択するかは本人次第です。
逆算シートの内容は本人しか書けないし、設定できないのです。

設定内容でやり方・方法が異なりますが成功という大きな方向性に向かってまとめます。
現在はデフレ時代であり(脱却の兆しはありますが)、消費ではディスカウント全盛の時代であります。このことは消費者からすると一面歓迎出来ることです、お金の値打ち自身は高まるわけですから。中途半端に預金等せずお金として持っていた方がマシなくらいです。
しかし商売をする我々からすると、この時代の流れ(トレンド)は逆行していることに気づきます。売上志向から利益志向に向かっている今、収益を考えると時流・トレンドに乗らないで欲しい。つまり高付加価値を目指さなければ事業は存続しません。

理由は2つあります。
  1. 成功者になるとは利益(最終)、個人であれば実収入が確保されないといけません。安く売ることは販売量としては達成するかも知れませんが、利益悪化をもたらします。ディスカウト志向の業界・業種で生き残っているところありますか。実業界として事例がないのです。酒販、ガソリン、ドラッグ・・・ディスカウントショップそのものもです。
  2. 「誰がやっても出来ること」はしない。事業には各々ポリシーがあります。何で儲けても結構なのですが、好きなことでないと長続きしないし、疲れます(前に書きましたが)。人にはプライド・ポリシーがあります。高付加価値で勝負しない商売であれば、あなたや私があえてしなくてもいい。安売りは子供でも素人でも誰でも出来るものなのです。量をさばくとは大量の資金・資産・投資が必要です。高付加価値志向は頭脳の勝負(投資がかかりません)です。であればこの方向でチャレンジしてみないと面白くないでしょう。
高く売ること(価値としての問題)に挑戦しましょう。安さを志向するのではなく、知恵を絞り、頭脳(ノウハウ)を使って、より販売先・顧客が喜ぶサービス・商品で事業展開しないとウソですよね。あなただから出来ること、あなたでないと出来ないことでチャレンジを。

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