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成功へのレポート81

多くの人が取り上げているテーマです。そしてこのルールだけでもマーケティングからマネジメントまで色々考えさせてくれる代物です。
表現を変えれば「20:80の法則」とも言われています。元々は商品管理、販売管理で使うものなのでしょうが、拡大解釈してみます。
人間も組織(所詮人間の集団)も同じなのですが、一人の人間がやることたかがしれているということではないでしょうか。 時間も限られていますし、一生も長いのか短いのか20歳から働いて60歳までとして約40年その内2/3しか、 1日その内1/3しか・・・となると人間思ったほど働きませんね。となると何かと集中してやらないことにはムダが発生してしまうことになります。 仕事の中のムダ(非生産的)がいかに多いか話しました。人間の方から見ればマネジメント、商品の方から見ればマーケティング乱暴ですがそのように捉えてもいいのではないでしょうか。

販売先の20%が全体売上80%を占める。売れ筋商品の20%が全体商品構成の80%を占める・・・。 となると限られた時間内での成果・結果主義としてはこの20%に対して集中して注目してあげようというものです。 それすら見えていなくてバタバタした現場・売り場多いですよ。何かポイントを外している、何だか科学的でない、そのような仕事止めましょう。 ただし1つ確認ですが、20%は素晴らしい、80%はダメなので切り捨てればいいかといえば違います。 それ程単純ではありません、そっとしておく取引先であり商品なのです。だって訳ありでしょう、因縁ありますよね。
マネジメントも同様です。営業数字は20%の人材が全体の80%の数字を達成しています。 20%の優秀な社員と60%の普通の人と20%の足を引っ張る社員で不思議と構成されています。 では優秀な20%だけで仕事をやればいいのかとなると、その中がまた20%:80%になっていくのです、不思議でしょう。

商品・人材活性化を早急に・短期間に実行する場合の手法はこの20%を強化することが現場的発想です。 もちろん全社員が良くなってくれることが会社経営では当たり前、人材育成が社会貢献であるとは分かっているのであるが、 今から1年後のわが社の存立に疑問を持たざる得ない時代です。急がねば会社が消えてしまうのです。
日常の業務指示でも同様でしょう。テーマ・課題10も人は出来ませんよ、2つも出来ればOKです。 そのようなポイントを正確に絞った手法でなければ達成しません。2つをしっかりやりぬくことが実は10出来るステップであるはずです。
限られた時間に効率よく効果を出せるか、何事も短期決戦です。このルール使い方によっては色々な場面で活かせます、また不思議とルールが当てはまるのが妙なところなのですが。 現場活性化にも時間管理にも、商品管理、人材管理、取引先管理(主たる影響力をもった先も20%でしょう)・・・ルール通りにおおよそなっています。
集中と管理の問題です。


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